歯のおはなし

ブラッシングで体の中もきれいに(3)

口腔内の環境と体内環境の関係について、のお話です。
今回は、具体的なブラッシングの方法をお伝えします。
磨き残しを防ぐために、まず磨く順番を決めましょう。
どこから始めてもかまいませんが、頬側、唇側→咬合面→口蓋側、舌側と
連続して一本ずつに歯ブラシを当てていきましょう。
ブラッシングの強さは、ご自身が心地よく小さく音がする程度です。
具体的には、爪を押して色が白く変わる程度の強さです。
思ったより弱いと思われるかもしれませんが、毎日2,3回もしくは少なくとも
1回は歯を磨くわけですから、過度に歯を磨くと、知覚過敏や歯肉の退縮を
引き起こし、かえって磨きにくくなります。
歯をよく磨いて下さいというのは簡単ですが、磨き過ぎないで下さいというのは
案外難しいです。
歯科医院では、ブラッシング指導をしていますのでぜひ
受けてみてください。
噛み癖があるように、歯の磨き方にも癖があり、同じところに磨き残しが積み重なれば
何らかの結果を引き起こします。
命に直結するものではないですが、健康寿命を延ばしたり歯の再治療を防いだりと
長期的には大きな意味を持っています。
毎日の事ですから、最初にちょっと意識すれば、あとは無意識に習慣に組み込まれます。
次回は歯磨剤と洗口剤の使い分けをご紹介します。



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