歯の痛みは、なかなかに堪えがたいものですね。
歯の場合、自然治癒はないので、受診して原因を確認した方がよいです。
歯科医院での問診のキーワードに、痛みに関するものがいくつかあります。
例えば、夜寝ているときに歯が痛む場合は、歯の神経(歯髄)の異常が考えられます。
水や熱いものや甘いものが歯に滲みるのも、歯髄になんらかの異常が発生している場合です。
心臓の動悸に合わせて脈打つような痛みは、歯髄に細菌感染が生じている可能性が高いです。
感染した歯髄を除去する必要があります。
嚙んだ時に歯が痛いのは、歯の根の先にまで異常が波及しており、根管治療が必要な状態です。
歯肉が腫れている、歯肉から膿が出るのは、歯周組織または根の先の細菌感染の結果と考えます。
歯が動揺して痛いのは、歯を支える骨が少なくなっているに加えて、細菌感染が周囲に存在しています。
これら炎症の原因は、虫歯、歯周炎を起こす口腔内細菌です。口腔内環境は大切ですね。
中には、受診した時にはすでにピークを過ぎていて、様子を観ましょう、
となる場合もありますが、放置していて悪化することは避けたいですね。
最近、よく遭遇するのは、歯の破折による痛みです。
次回は、歯の破折についてです。